高向黒麻呂(読み)たかむくのくろまろ

世界大百科事典(旧版)内の高向黒麻呂の言及

【高向玄理】より

…大化改新期の国博士。漢人(あやひと)を称する百済帰化人の子孫。〈たかむこ〉ともよみ,姓(かばね)は史,黒麻呂とも書く。608年(推古16)遣隋使小野妹子に従って,学生として渡海。640年(舒明12),新羅を経て南淵請安らと帰国するまでの長期間にわたって滞在し,隋唐王朝の興亡を目のあたりに見聞した。645年(大化1)蘇我本宗家が滅亡し,新政権が成立すると,僧旻(みん)(新漢人(いまきのあやひと)旻)とともに国博士に登用され,改新政策の立案にあたった。…

※「高向黒麻呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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