世界大百科事典(旧版)内の高弾性率低伸度炭素繊維の言及
【炭素繊維】より
…製法は,ポリアクリロニトリルからできているアクリル繊維(I)を加熱して縮合ピリジン環(II)を主成分とするポリマーに変え,さらに1500℃くらいの高温での炭素化工程でシアン化水素HCNや窒素N2を放出させて,炭素の基本構造である縮合多環芳香族構造(III)を形成させる。(化学式)液晶ピッチやポリアクリロニトリルを用いて作られる高弾性率低伸度炭素繊維もあり,おもに構造材料の弾性率補強材や耐熱材料として使用される。ほかに,溶剤の回収材に適用される活性炭素繊維がある。…
※「高弾性率低伸度炭素繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」