魚肉ハム・ソーセージ(読み)ぎょにくはむそーせーじ

世界大百科事典(旧版)内の魚肉ハム・ソーセージの言及

【水産加工】より

…資源量は大きいが従来利用価値の低かったスケトウダラ肉を用いることが可能になったためで,20年後にはスケトウダラの冷凍すり身が魚肉練製品原料の約70%を占めるに至った。関連して,魚肉ハム・ソーセージはかまぼこの製造技術を利用した畜肉様製品である。すでに1935年ころに試作されていたが,55年ころから大手水産会社の生産が盛んになり,72年には生産量は18万t近くに増加した。…

【ソーセージ】より

…細切した肉類に香辛料などを加えて練りあわせ,腸管や合成樹脂,セルロースなどでできたケーシングに詰めた食肉製品の総称。ラテン語の塩漬を意味するsalsusに由来する。ヨーロッパの各地では,豚肉の塩漬はギリシア・ローマ時代から食用に供されており,それが各地方で発展して今日のソーセージとなった。したがって,ソーセージには地名が付されている場合が多い。日本では1877年の内国勧業博覧会の出品解説の中に〈腸詰〉という言葉が見いだされる。…

※「魚肉ハム・ソーセージ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」