鳥巣層群(読み)とりのすそうぐん

最新 地学事典 「鳥巣層群」の解説

とりのすそうぐん
鳥巣層群

Torinosu Group

関東山地から九州にかけて秩父累帯中・南帯に断続的に分布する中部ジュラ~下部白亜系。中帯では中部ジュラ系が主。南帯では最上部ジュラ~下部白亜系からなり,付加体である斗賀野層群・三宝山層群および海溝陸側斜面堆積物の七良谷層を不整合に覆う。浅海成堆積物で主に泥岩・砂岩からなり,礁性石灰岩(鳥巣式石灰岩)を含む。砕屑岩からはアンモナイト・二枚貝・放散虫化石など,石灰岩からはサンゴ・石灰藻化石などを産出。模式地は高知県佐川地域。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鳥巣層群の言及

【鳥巣動物群】より

…多様な石灰藻,暖海を示す造礁性サンゴ,層孔虫,ネリネア類を含む腹足類,二枚貝,アンモナイト,腕足類,ウニ,ウミユリなどからなる。高知県佐川地方の鳥巣を模式地とする鳥巣層群は約300mの礁性の石灰岩(黒色で油臭がある)のレンズを多く含む地層で,同様の堆積物と動物群は熊本県坂本地方から四国南部,紀伊半島中部を経て東京都五日市地方に至る狭長な地帯に分布し,さらにその延長は福島県相馬地方に達している。鳥巣動物群には当時の北極区を特徴づける要素は含まれておらず,日本列島の大陸側に一時堆積した海成層(手取層群下部)とも共通種はほとんどない。…

※「鳥巣層群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む