世界大百科事典(旧版)内の鳳首箜篌の言及
【箜篌】より
…中国でははじめ空侯,坎侯と書き,日本では,篌,箜篗,篗などと書いた。大別して臥箜篌(がくご)(長胴のチター),竪箜篌(じゆくご∥たてくご)(角型のハープ),鳳首箜篌(ほうしゆくご)(弓型のハープ)の3種がある。空侯,坎侯と呼ばれたものは長胴のチターと推定され,前漢の武帝(在位,前141‐前87)代に存在した。…
【サウン】より
…おもな調弦は5種類ほどあり,弦の端に結んである太い紐を棹に巻きつけて調弦する。敦煌,パガン,ボロブドゥールの仏教壁画をはじめ,高野山の《二十五菩薩来迎図》にも描かれている鳳首箜篌(ほうしゆくご)というハープがこの楽器の先祖で,古代インドに起源をもつと思われる。インド以東で現在なお演奏されている同種のハープは,ミャンマーのサウンのみである。…
※「鳳首箜篌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」