世界大百科事典(旧版)内の《鴨東四時雑詞》の言及
【中島棕隠】より
…文政・天保期(1818‐44)の京都において,頼山陽と並ぶ詩名があった。風流好事をもって知られ,祇園の繁華を詠じた詩集《鴨東四時雑詞(おうとうしじざつし)》はことに名高い。しかし棕隠の本領が発揮されたのは正規の漢詩よりも狂詩においてであって,京都の狂詩界では銅脈(どうみやく)以来の作者と称される。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」