鹿苑僧録(読み)ろくおんそうろく

世界大百科事典(旧版)内の鹿苑僧録の言及

【僧録】より

五山・十刹・諸山官寺の住持任免,位階昇進,寺領与奪や外交文書の作成などを職務とした。代々の僧録は相国寺塔頭(たつちゆう)鹿苑(ろくおん)院主が兼務したことで〈鹿苑僧録〉と通称され,将軍足利義教のころから,その職務の実権は蔭涼(いんりよう)職に握られたが,1615年(元和1)徳川家康が廃止するまで,250年余存続し,50余代を数えた。歴代のうち,一山派の仁如集尭以外はすべて夢窓派の禅僧がつかさどった。…

※「鹿苑僧録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android