世界大百科事典(旧版)内の麻薬取締規則の言及
【麻薬】より
… 他方アヘン以外の麻薬については,1912年にハーグで締結された阿片条約に基づき,〈モルヒネ・コカイン及其ノ塩類ノ取締ニ関スル件〉(1920年の内務省令)が定められ,モルヒネ等の輸出入が許可制となり,その譲渡目的の製造は届出制となった。続いて25年にジュネーブで署名された第2阿片条約およびその議定書に基づき,前記内務省令を廃止して旧麻薬取締規則(1930年の内務省令)が制定され,モルヒネ,ジアセチルモルヒネ,コカイン等重要な麻薬の製造を許可制とし,麻薬の譲渡手続が定められた。また,インド大麻も麻薬として初めて規制を受けている。…
※「麻薬取締規則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」