世界大百科事典(旧版)内の麻薬性鎮痛薬の言及
【鎮痛薬】より
…しかしながら,薬理学的に鎮痛薬といえば,中枢神経系に作用して,通常の用量で特異的に痛みだけを抑制する薬物をいい,たとえば,麻酔薬のように意識全般の消失によって痛みを感受させないものや,消化管の痙攣(けいれん)による痛みに対して,末梢的に作用する鎮痙薬などは含めない。作用部位とその作用の特徴によって,麻薬性鎮痛薬と解熱性鎮痛薬に大別される。
[麻薬性鎮痛薬]
天然のアヘン製剤をはじめ,その主成分アルカロイドであるモルヒネ,コデインと,モルヒネの化学構造の一部を変えた半合成品のエチルモルヒネ,オキシコドン,ジヒドロコデイン,さらに合成麻薬のペチジン,メサドンなどが含まれる。…
※「麻薬性鎮痛薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」