黄土動物群(読み)ファントゥーどうぶつぐん

最新 地学事典 「黄土動物群」の解説

ファントゥーどうぶつぐん
黄土動物群

Huangtu fauna

中国の黄土期,すなわち更新世後期の哺乳動物群。レス動物群とも。中国北部および東北部のシヤラ・オソ・ゴル動物群,顧郷屯層の動物群,山頂洞動物群などを含む温帯北部型の森林草原動物相。前の時期の周口店動物群に比べて,Hyaena sinensis・Machairodus・Dicerorhinus merki・Equus sanmeniensis・Myospalax tingiなどが少なく,Hyaena crocuta・Bison priscus・Megaloceros・Spirocerus・Bubalus・Camelus・Struthioなど大型となり発展,Equus hemionus・Elaphurus・Bos・Bison occidentalis・Alces・Elephas naumanniなどが出現。マンモス動物群の南に分布して,一部は混合。中国北部を中心に日本にも分布。W.C.Pei(1957)命名。

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おうどどうぶつぐん
黄土動物群

⇒ フアントゥー(黄土)動物群

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の黄土動物群の言及

【レス】より

…また垂直に発達した亀裂にそって浸食されるので,河岸では垂直に切り立った崖を形成する(黄土峡)。レス中にはカタツムリの化石やダチョウの卵の化石のほかに,マンモス,ケサイ,オオツノシカ,長角バイソン,ハイエナ,スイギュウ,ラクダなどの寒冷・乾燥気候を指示する大型哺乳動物化石を産し,これらはレス動物群または黄土動物群と呼ばれている。またレス中には,堆積が中断した間氷期や亜間氷期に生成した土壌が埋没古土壌としてなん枚もはさまれている。…

※「黄土動物群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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