世界大百科事典(旧版)内の黄糸の言及
【白糸】より
…白糸はポルトガルの植民地マカオ周辺の中国の広東市場からポルトガル人が購入し,日本に輸出することで,約5割から10割の利益があがったが,1604年(慶長9)白糸に対し糸割符(いとわつぷ)制度を設けて,その利益を抑制する政策がとられた。なお輸入白糸以外に粗悪な生糸として,南方諸地域の黄糸,下糸などがあり,また弁柄糸(ベンガル糸)などもあったが,85年(貞享2)以降これらの生糸も糸割符制下に従属した。【中田 易直】。…
※「黄糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」