世界大百科事典(旧版)内の黄金法の言及
【ナブコ】より
…同地の〈奴隷制反対協会〉の支持を得て,国際的な場でブラジルの奴隷制を告発した。ロンドン滞在中に出版した《奴隷廃止論》(1883)はブラジルでも多大の反響を呼び,85年の部分的奴隷解放法,次いで88年の〈黄金法〉と称される奴隷解放法の公布に寄与した。奴隷制に反対であったが,君主制には賛成であったため,89年の帝政崩壊後は政界を退いて著述活動に専念し,晩年の10年間は外交官生活を送った。…
※「黄金法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」