黄骨髄(読み)おうこつずい

世界大百科事典(旧版)内の黄骨髄の言及

【血球】より

…骨髄全体の大きさと重量は肝臓に匹敵し,造血の旺盛な骨髄は赤色を呈することから,赤色骨髄または赤骨髄ともよばれる。一方,造血を行わず脂肪組織で置き換えられた部位は黄色に見え,黄色骨髄,黄骨髄または脂肪髄とよばれる。 現在では,末梢血液の中に存在する赤血球,白血球,血小板の祖先をたどっていけば,一つの共通の母細胞に行き着くと考えられている。…

【骨髄】より

…骨の内部にあって,骨髄腔や海綿質腔を満たす軟らかい組織。赤骨髄(赤色骨髄ともいう)と黄骨髄(黄色骨髄ともいう)とがあり,前者は造血にあずかる。胎児や生後すぐには赤骨髄のみからなるが,成長するにつれて徐々に脂肪化して黄骨髄におきかわり,造血能を失う。…

※「黄骨髄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android