世界大百科事典(旧版)内の黒人解放運動の言及
【主体性】より
…評議会運動(レーテ運動)敗北後の歴史は,彼らの主張の正しさを示してきている。 同様の論理の道筋を解放運動のなかで提示したのが,1960年代アメリカにおける黒人解放運動である。当時,黒人は伝統的な民族文化ethnicityを放棄して支配的な白人文化への同化が強いられる差別状況のもとで,ひどい無力感と受動性のとりこになり,ひとしく自己アイデンティティを喪失した状態にあった。…
※「黒人解放運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」