黒川火事(読み)くろかわかじ

世界大百科事典(旧版)内の黒川火事の言及

【鳥取[市]】より

…町数は1634年(寛永11)40,1778年(安永7)48で,町割りは大手を基点とする智頭(ちず)街道を基線に,西の鹿野街道,東の若桜(わかさ)街道が並行して南北方向にそれぞれ走り,それらに直交して東西に走る元大工町,上魚町,片原一丁目~同三丁目,本町一丁目~同四丁目などの町々があった。また前後約17回にもおよぶ大火があり,1724年(享保9)の黒川火事は最大の被害(焼失町数34,家数1065,竈数2651,侍屋敷数111,寺数2)を出し,1819年(文政2)の大路屋火事の被害(焼失町数14,家数およそ429,竈数およそ429,侍屋敷数8)も大きかった。町政組織としては町奉行(2名)のもとに,自治が許されて惣町を管轄する町年寄(2~4名)とそれを補佐する町代,各町の代表として町政にあずかる目代(1名)があった。…

※「黒川火事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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