龐春梅(読み)ほうしゅんばい

世界大百科事典(旧版)内の龐春梅の言及

【金瓶梅】より

…わけても,女たちをめぐる日常生活や性生活の巨細にわたる写実的な描写は,中国文学においてもほとんど空前絶後のものといえよう。後半,西門慶が荒淫の果てに頓死してからは,西門一族も没落,潘金蓮も武松に惨殺されるが,かつて潘金蓮づきの女中であった龐春梅(ほうしゆんばい)が大物の夫人に成り上がってゆく過程も描かれる。《金瓶梅》という書名は,潘金蓮と李瓶児,そしてこの龐春梅の3人の名から1字ずつ取ったものである。…

※「龐春梅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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