2サイクルディーゼルエンジン(読み)にさいくるでぃーぜるえんじん

世界大百科事典(旧版)内の2サイクルディーゼルエンジンの言及

【ディーゼルエンジン】より

…ピストンがシリンダー内を往復する際の最上・最下位置を上死点,下死点,その距離およびピストンの運動を行程と呼ぶが,4サイクルディーゼルエンジンでは1サイクルが吸入,圧縮,膨張,排気の4行程(クランク軸2回転)からなる。2サイクルディーゼルエンジンでは圧縮,膨張の2行程(クランク軸1回転)のみからなり,ガス交換は膨張行程の終りから圧縮行程の始めにかけて行われる(これを掃気という)が,このために空気を圧縮する掃気ポンプが必要となる。 ディーゼルエンジンでは燃料の自発火を起こさせるため圧縮比は高く,通常14~23の間にとられ,圧縮終りでシリンダー内での空気は40気圧以上,600℃程度になる。…

※「2サイクルディーゼルエンジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」