世界大百科事典(旧版)内の4字年号の言及
【元号】より
…こうして審議を尽くしてその結果を奏上し,勅裁を経て年号が決定され,詔書によって改元が公布される。なお,年号は2字が通例であるが,奈良時代には天平感宝,天平勝宝,天平宝字,天平神護,神護景雲などの4字年号が行われたことがある。 公卿の審議の結果を天皇が勅裁して改元が行われるという上記の手続の形式は後世まで引き続き行われるが,中世以降武家政治の時代になると,武家側の意向が改元の上にも及んでくることは避けられなかった。…
※「4字年号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」