5度螺旋(読み)ごどらせん

世界大百科事典(旧版)内の5度螺旋の言及

【5度圏】より

…ただし以上は平均律を前提とした場合である。純正5度(2:3,平均律5度は2:2.9966)を重ねてゆくピタゴラス音律では,異名同音はあり得ず,永遠に同じ音には回帰しないので圏をなさず〈5度螺旋〉と呼ばれる螺旋状の図になる(図2)。なお,5度圏理論は西洋ばかりでなく,中国や日本にも古くから存在し,17世紀の朱載堉,および中根元圭の十二平均律理論の以前から実践的には5度圏によるエンハーモニックの解釈が行われていたと考えられる。…

※「5度螺旋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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