70年代作家群(読み)ななじゅうねんだいさっかぐん

世界大百科事典内の70年代作家群の言及

【現代美術】より

… この視点から,表現の国際的な水準を獲得し,かつ日本の現代美術に独自といってよいものを生み出しえた作家や動向をたどることで日本の現代美術を後づけることができる。すなわち,戦前の大正期アバンギャルド運動と昭和期前衛美術を前史とし,50年代後半の〈具体美術協会〉の活動から,60年代半ばまで及んだ〈反芸術〉の一連の動向,60年代中期以後のコンセプチュアル・アートの導入,60年代末期から数年間の〈もの派〉(関根伸夫,李禹煥,吉田克朗,本田真吾,成田克彦,小清水漸,菅木志雄ら),〈もの派〉および日本化されたコンセプチュアル・アートの双方を批判するところから出発して70年代後半以降に独自な表現を獲得しはじめるに至った〈70年代作家群〉(堀浩哉,彦坂尚嘉,辰野登恵子,中上清,田窪恭治,北辻良央,山中信夫,野村仁ら)の活動,これらの峰をつないだ流れが――第2次大戦からの復興→アンフォルメル旋風→60年代の欧米の各イズムの直輸入,という流れを側面史ないし裏面史として――,日本の現代美術の実質を形づくっている。【千葉 成夫】。…

※「70年代作家群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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