世界大百科事典(旧版)内のBell'spalsyの言及
【顔面神経麻痺】より
…顔面部の運動をつかさどる顔面筋を支配する顔面神経の障害により顔面筋の運動麻痺を生ずる疾患。最も多いのは,一般にベル麻痺Bell’s palsyと呼ばれる特発性顔面神経麻痺で,突然顔の片側の筋肉に弛緩性の麻痺を生じ,眼を閉じようとしても白眼が残ったり,口の片側が垂れ下がってゆがみ,しまりが悪くなるために食物や唾液がもれたりするようになる。また顔面神経に含まれている味覚の神経繊維や,鼓膜張筋支配神経がおかされるため,舌の片側で味がわからなくなったり,片側の耳が音に過敏になったりする。…
※「Bell'spalsy」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」