HR 図(読み)えっちあーるず

世界大百科事典(旧版)内のHR 図の言及

【恒星】より

…ただし,質量のあまり大きくない星ではこの主系列前の巨星または亜巨星の時期があり,おうし座T型星はこれに相当する。恒星の大部分は主系列星であり,後出のヘルツシュプルング=ラッセル図(HR図)上に列をなして分布するのでこの名がある。主系列星は太陽と同じく中心部で水素をヘリウムに転換する熱核反応によってエネルギーを供給している恒星である。…

【星団】より

…星団の恒星はほぼ同じ距離にあるので,恒星の絶対光度を直接相互に高い精度で比較できる。 ヘルツシュプルング=ラッセル図(HR図)は恒星の進化のようすをあとづけて個々の恒星の質量を知り,星団の年齢を知るための手がかりを与えてくれる。HR図とは,横軸に恒星の表面温度または色またはスペクトル型をとり,縦軸に恒星の絶対光度をとった図である。…

【ヘルツシュプルング=ラッセル図】より

…横軸に星のスペクトル型,縦軸に星の絶対等級をとった図表。略してHR図ともいう。E.ヘルツシュプルングが1911年にプレヤデス,ヒヤデス両星団の星の色指数を横軸,見かけの等級を縦軸に示す図を作り,H.N.ラッセルが13年に当時ようやく得られた数十の星の視差に基づく絶対等級を縦軸にとる図を作った。…

※「HR 図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」