Ibn Kemal(英語表記)IbnKemal

世界大百科事典(旧版)内のIbn Kemalの言及

【トルコ文学】より

… 散文においては,宮廷史官によるオスマン朝史の編纂が始まり,前代の素朴な年代記とは対照的な荘重華麗な歴史叙述が見られた。イブン・ケマルIbn Kemal(?‐1535),ホジャ・サーデッディン(1536‐99)は,史実の記録よりも文章の彫琢に重点をおく典型的な王朝史家である。一方,ムスタファ・アーリー(?‐1606),ペチェビー(?‐1650),シラフダール(?‐1723)は,より簡素な文体で同時代史を記録し,キャーティプ・チェレビーナイーマ・エフェンディー(ムスタファ・ナイーム)は,独特の歴史哲学を確立した。…

※「Ibn Kemal」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android