世界大百科事典(旧版)内のAbhramūの言及
【ゾウ(象)】より
…また最初に生まれた雄はアイラーバタAirāvataと呼ばれ,神々の王なるインドラの乗物となったともいわれる。アイラーバタはまた別の伝承では,神々とアスラの乳海かくはんの際,妻のアブラムーAbhramūとともに吉祥天と同時に現れたとされる。アブラムーは〈雲を生ずる〉の意で,このため象,とりわけ乳海の色を残した白象は雨を降らせる力をもつとされ,諸王はこれを求めたという。…
※「Abhramū」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」