世界大百科事典(旧版)内のactualcohortの言及
【コーホート】より
…コーホートは,今まで一般に使用されてきた世代generationにあたるものであるが,世代概念は社会学の広い意義をもっているため,人口学上の特有のものとして区別するためにコーホートの概念が使用されるに至った。ある年次に生まれた出生女児集団が一生涯にどのくらいの子どもを産んだか,またある年次の出生の人口がどのような死亡率で死亡していったかを計算する場合,これを〈実際コーホートactual cohort〉の出生力とか死亡率(あるいは生残率)とよばれる。しかし,ある年次の年齢別の女子人口の特殊出生率(多数のコーホートの出生率)をもって,生涯を経過している間にどのくらいの出生児を産むことになるかを考えた場合,これらのコーホートを〈仮設コーホートhypothetical cohort〉という。…
※「actualcohort」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」