世界大百科事典(旧版)内のadventitiousrootの言及
【シダ植物(羊歯植物)】より
…中心柱は,原生中心柱と管状中心柱の両型がみられるが,多くのものでは網状中心柱となる。根は根茎の伸長につれて分出する不定根adventitious rootであり,根がなくなっているものもある。葉は大葉性のものが多いが,ヒカゲノカズラ類のように小葉性のものもある。…
【根】より
…薄囊シダ類では受精卵が2回の細胞分裂を行って四細胞期になった時には,4個の細胞がそれぞれ茎頂,第1葉,あし,根に生長していくことが定まっている。しかし,その後茎が伸長していくにつれて古い部分は枯死してしまうので最初の根はやがて消滅してしまい,のちに茎から分出してくる不定根adventitious rootが,ふつうの薄囊シダ類の根である。有節植物では胚は外向的exoscopicに生長し,胚柄はつけないで,あしに隣接した部分から根が分化してくる。…
※「adventitiousroot」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」