世界大百科事典(旧版)内のafter-ripeningの言及
【休眠】より
…また種子の完成後,水,温度などの外的条件が十分であっても一定の期間は種子は発芽せず,自発休眠する場合もある。これは,発芽に必要な化学変化が種子のなかで完了するまで発芽がおこらないためであり,種子の後熟現象after‐ripeningとよばれる。 休眠芽というのは頂芽が活発に生長している間その枝上にあって活動せずに休眠している側芽で,一般に頂芽を除去すればただちに生長を始める。…
【発芽】より
…(2)は種皮の一部をやすりなどで傷つけたり種子を濃硫酸に短時間つければ,(3)は種皮を取り除けば発芽する。また(2),(3)の種皮の発芽の障害となる性質は後熟after‐ripeningが進むと失われる。
[発芽と環境条件]
発芽に必要な環境条件として,水,熱(適当な温度),酸素があげられる。…
※「after-ripening」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」