世界大百科事典(旧版)内のafyūnの言及
【アヘン(阿片)】より
…プリニウスの《博物誌》では,催眠・鎮痛の作用にふれ,習慣性があるから〈倦怠をともない,ついには短命に終わらせる〉とある。アラビア語ではアフユーンafyūnと称し,13世紀のアラブ系植物学者イブン・アルバイタールは〈アフユーンはオリエントでも西洋でも知られず,ただエジプトに産するのみで,ここから各地に送られる〉と述べている。 このアフユーンが,16世紀以降,ポルトガル人などの東方貿易によってアジアにもたらされたことは,アルブケルケ,リンスホーテン,バレンティンらの記録にある。…
※「afyūn」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」