世界大百科事典(旧版)内のAllgemeinerDeutscherArbeitervereinの言及
【ドイツ社会民主党】より
…50年代末,政治活動が息を吹き返すと,再び各地に労働者教育協会が設立され始めた。その動きのなかから,63年5月,労働者の運動の自立を主張する全ドイツ労働者協会Allgemeiner Deutscher Arbeiterverein(ADAV)がラサールを会長として創立され,普通選挙の実現を第一の目標に掲げた。勢力の中心はプロイセン王国にあった。…
【ラサール】より
…これに感銘を受けたのが,折しもブルジョア左派の進歩党の影響から独立を図っていたライプチヒの先覚的労働者たちだった。彼らの懇請に応じて,ラサールは《公開答状》(1863)を書き,それを基礎に63年5月,全ドイツ労働者協会Allgemeiner Deutscher Arbeitervereinが創立されると会長に収まった。《間接税と労働者階級》(1863)を著し,普通選挙法と国庫による生産協同組合を通じて労働者の理念に基づく国家を実現すべく精力的に遊説する一方でビスマルクと密談することも辞さなかった。…
※「AllgemeinerDeutscherArbeiterverein」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」