世界大百科事典(旧版)内のal-Qushayrīの言及
【スーフィー】より
… スーフィーとスンナ派ウラマーとの関係は,922年に神と自己とを同一視した罪に問われて処刑されたハッラージュの事件にみられるように,スンナ派ウラマーはスーフィーたちの活動を敵視しがちであった。両者の対立はクシャイリーal‐Qushayrī(986‐1074)やガザーリーの努力によって克服され,スンナ派イスラムとスーフィー思想との融和が実現した。このような現象とともに注意されるべきは,スーフィーの活動の集団化の現象である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」