Antyllos(その他表記)Antyllos

世界大百科事典(旧版)内のAntyllosの言及

【白内障】より

…また幕末の眼科医土生玄昌(はぶげんしよう)(土生玄碩(げんせき)の子)には,白内障の臨床記録だけをつづった《白内翳手術人名》があり,白内障患者の多かったことが知られる。 ヨーロッパでは,2世紀のローマの外科医アンテュロスAntyllosが白内障の水晶体除去の手術を行ったといわれ,その後はインドやアラビアから伝えられた方法が,遍歴の眼科医師によって行われていた。近代医学が専門分化した18世紀になり,フランスの宮廷医ダビエルJacques Davielによって水晶体摘出手術が行われ,19世紀に入り近代眼科学の創設者といわれるドイツのグレーフェAlbrecht von Graefeが,線状切開法により白内障手術を飛躍的に前進させた。…

※「Antyllos」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android