世界大百科事典(旧版)内のaqueoushumorの言及
【眼圧】より
…このうち硝子体の大きさはほぼ一定しているため,房水の量の増減が主として眼圧を決定することになる。房水aqueous humorは,細胞やタンパク質をほとんど含まない透明な液体で,毛様体上皮で限外ろ過や能動輸送により産生され,瞳孔を通過し,大部分は前房隅角部(眼房内の角膜と虹彩が接するところ)の繊維柱帯,シュレム管Schlemm tubeを経て眼球外に排出される。この流れの中で房水は,水晶体や角膜に酸素や栄養を与え,かつ眼内の新陳代謝産物を眼球外へ運びだす。…
【ぶどう膜(葡萄膜)】より
…眼球の外側からは見えず,検査のときは特殊なコンタクトレンズを用いる。毛様体の表面には房水aqueous humor(角膜からチン小帯までの空間を満たす液体)の分泌機能があり,さらにチン小帯Zinn’s zonuleという水晶体を懸架する繊維組織が付着する。内部の筋肉は縦走筋と輪状筋があり,主として眼底像のピント合せ,すなわち調節作用を行う。…
※「aqueoushumor」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」