世界大百科事典(旧版)内のArkRoyalの言及
【航空母艦】より
…当初から本格的実用空母として計画されたものとして,アメリカのヨークタウンYorktown(約2万トン),ワスプWasp(約1万5000トン),日本の蒼竜(約1万6000トン),飛竜(約1万7000トン)がある。イギリスは,この時期にアーク・ローヤルArk Royal(約2万2000トン)を建造しており,これは艦隊空母として画期的なものとして,以後の主力空母の原型となったといわれている。日本,アメリカ,イギリス各国とも期せずして同じ時期に,ほぼ同じ能力の空母の整備に力を入れたが,第2次大戦が始まるまでは,依然として空母は,防御火力が弱いこと,飛行甲板に損傷を被るとたちまち機能を喪失することなどの脆弱(ぜいじやく)性が危惧されて,艦隊の主役とはなりえなかった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」