世界大百科事典(旧版)内のArtabanusIIの言及
【パルティア】より
…前20年,両国の間に平和条約が成り,ユーフラテス川が国境とされ,アルメニアに対するローマの宗主権が承認された。 その後,パルティア宮廷にローマ化が進行したが,かかる傾向に不満を抱いた貴族たちは,北東イラン出身で母がアルサケス朝につながるアルタバヌス2世Artabanus II(在位10か11‐38)を王に推戴した。彼は対外的平和を利用して国内における王権の強化に努め,長子アルサケスArsacesを一時アルメニア王に就けることに成功した。…
※「ArtabanusII」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」