世界大百科事典(旧版)内のArtabanusIVの言及
【パルティア】より
…2世紀後半にもセレウキアとクテシフォンは2度にわたってローマ軍の攻略を受けた。ウォロゲセス6世Vologeses VI(在位207か208‐228)から自立したアルタバヌス4世Artabanus IV(在位213‐224)は217年にニシビスにおいてローマ軍を破ったが,224年にアルダシール1世と戦って敗死し,226年帝国支配は実質的にパルティアからササン朝ペルシアに交代した。なお,ウォロゲセス6世の貨幣は228年まで存続するが,アルサケス朝はもはや地方的勢力にすぎなかった。…
※「ArtabanusIV」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」