世界大百科事典(旧版)内の《Asinusaureus》の言及
【黄金のろば】より
…2世紀後半にローマの作家アプレイウスによって書かれた小説。《黄金のろばAsinus aureus》の通称で知られているが,原題の意味は〈変身物語〉である。全11巻から成り,魔女によってロバに変えられた主人公ルキウスが,さまざまの人の手に渡りながら放浪をつづけ,その間,気づかれることなく人間世界の裏面を観察し,最後には女神イシスの秘教の信仰によって人間に戻ることができるまでを描く。…
※「《Asinusaureus》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」