世界大百科事典(旧版)内のathermalsolutionの言及
【溶液】より
…以上いくつかの式で理想溶液の特徴を表したが,非理想溶液つまり希薄溶液以外の大部分の実在溶液においてはこれらの式でそれぞれの熱力学的な量を表すことはできず,その場合は各式になんらかの補正を加える必要がある。活動度(2)無熱溶液athermal solution いくつかの成分が混合によって溶液となるさいに,熱の出入りがなく(混合熱が0,すなわち⊿H=0),そのうえ混合のエントロピー変化が理想溶液における値と異なる(⊿S≠-Rnilnxi)溶液をいう。理想溶液の場合と異なり,成分の分子の相互作用が非常に似ているにもかかわらず,大きさが異なる場合に無熱溶液となる。…
※「athermalsolution」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」