世界大百科事典(旧版)内の《AtlaslinguistiquedelaFrance》の言及
【言語地理学】より
…ドイツのウェンケルG.Wenker(1852‐1911)に始まり,フランスのJ.ジリエロンによって確立した。これを象徴するのがジリエロンとその助手エドモンE.Edmont(1854‐1926)との共著《フランス言語図巻Atlas linguistique de la France》35巻および補遺(1902‐09,14,20)である。 言語地理学が明らかにしたことは,〈語にはそれぞれの歴史がある〉ということで,語(単語)ごとの境界線(等語線)を引くことはできても,言語の境界線は引けないということである。…
【ジリエロン】より
…くしくもジリエロンと生没年が同じ)によって,フランス全域と周辺のフランス語地域638地点を一定の調査項目について実地に面接調査させ,その結果を1946葉(コルシカ島を含む)の言語地図にして発表した。これが《フランス言語図巻Atlas linguistique de la France》35巻(1902‐14)および補遺1巻(1920)である。〈いなか者〉の武骨さがわざわいして母校内の人間関係はよくなかったし,学界でも新しい分野の開拓者として孤立しがちだった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」