世界大百科事典(旧版)内のAulusPostumiusの言及
【ディオスクロイ】より
…また後代の伝承では,2人は天に上って双子座の星になったとされ,嵐の夜,船の帆柱の先端に現れる光(〈セント・エルモの火〉と呼ばれる放電現象)は,船乗りの守護神たる彼らの出現と信じられた。 ローマでは,前496年,ローマ人がラティニ族とレギルス湖畔で戦ったおり,双子神がローマ軍の味方をしたと信じられ,戦闘の最中に,時の独裁官アウルス・ポストゥミウスAulus Postumiusが神殿の奉献を誓った。この神殿はローマ市のフォルムのウェスタ神殿の向いに建造され(3本の柱が現存),双子神はローマ騎士の守護神としてあつくあがめられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」