世界大百科事典(旧版)内のBecquerel,A.E.の言及
【光電効果】より
… 光電効果は,量子力学誕生の端緒となった物理現象の一つとして,物理学史上,その発見の意義は大きい。歴史的には,1840年ころフランスのベクレルAlexandre Edmond Becquerel(1820‐91)が,1対の金属電極を酸の希釈溶液中に浸し,金属電極の一方に光を当てると,金属電極間に生ずる起電力が変化することを見いだしたのが始まりである。88年にW.L.F.ハルバックスは,絶縁された亜鉛板の清浄表面に紫外光を当てると,亜鉛板は正に帯電すること,またあらかじめ負に帯電させた亜鉛板は,紫外光照射により電荷を失うことを見いだした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」