世界大百科事典(旧版)内のBeeckman,I.の言及
【デカルト】より
…ついでポアティエ大学で法律学を修め,16年法学士になったが,数学以外の学校の学問に失望し,広い世界を見るべく18年ころ旅に出た。まず志願将校としてオランダ軍に入り,18年末オランダの科学者ベークマンIsaac Beeckman(1588‐1637)を知って,自然学の研究に数学を利用する新しい方法を教えられるなど,強い影響を受けた。翌年ドイツへ行って三十年戦争を戦うカトリック軍に入り,その冬,南ドイツのノイブルクに駐屯中〈炉部屋〉で思索を重ね,数学の解析の方法を学問の普遍的方法として一般化し,これによってあらゆる学問を統一する見通しを得るとともに,この仕事に一生を捧げる決心をした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」