世界大百科事典(旧版)内のBengel,J.A.の言及
【敬虔主義】より
…ハレで学んだツィンツェンドルフはのちにヘルンフート兄弟団を設立し,ハレ派の意志強調に対抗して感情重視の立場を尊重した。ビュルテンベルクには独自の民衆的敬虔主義が展開し,古典的な敬虔主義的聖書解釈者ベンゲルJohann Albrecht Bengel(1687‐1752),特異な体系的思想家エティンガー等が輩出する。敬虔主義は,歴史的進歩への信頼,経験の尊重,教育の重視,自由な個人の強調などにおいて時代精神と結びつき,カントに見られるように,啓蒙主義への橋渡し的役割をはたした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」