世界大百科事典(旧版)内のBethlenM.の言及
【トランシルバニア】より
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[オーストリアの支配]
17世紀末におけるオーストリアのオスマン帝国への軍事的勝利は,再びトランシルバニアの自立を脅かした。このころトランシルバニアの官房長ベトレン・ミクローシュBethlen Miklós(1642‐1717)はオーストリアから信教の自由と自治の保障を得たうえでトランシルバニアの自立性をまもろうとするいわゆるトランシルバニア主義の思想を唱えた。しかしオーストリアに対する1703‐11年のラーコーツィ・フェレンツの解放戦争は,マジャール人,ルーマニア人,スロバキア人,ウクライナの農民が参加して戦われたが,これが挫折した後は,トランシルバニアが独立性を確保する可能性は失われた。…
※「BethlenM.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」