世界大百科事典(旧版)内のBijvoet,J.M.の言及
【化学】より
…ファント・ホフとル・ベルの炭素正四面体説(1874)とそれに基づく立体異性は,19世紀末のE.フィッシャーの研究によって実験的裏づけが与えられた。絶対配置が困難な問題として残り,長い間相対立体配置が慣用的に用いられたが,1951年ベイベートJ.M.Bijvoetらが酒石酸ルビジウムナトリウムのX線異常散乱によって絶対配置を決定し,この問題にきりをつけた。ファント・ホフによって指摘された他の立体異性のうちアレンの光学異性の証明は,1935年ころミルズWilliam Hobson Mills(1873‐1959)らによって証明された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」