世界大百科事典(旧版)内のBishop,M.の言及
【癌】より
… 75年までに,遺伝子操作技術とDNA解析技術が格段に進歩し,そのおかげでsrcはウイルスの3′末端付近の1600ヌクレオチドほどからなる遺伝子であることが明らかにされた。次いでビショップM.Bishopらは,src遺伝子を多量に調製してラジオアイソトープをつけ,これを探子probeとして探子に相補的に結合するDNAの存在を検出する方法により,すべての脊椎動物のDNAの中にsrcときわめて類似したDNA配列があることを確かめた(1976)。さまざまのRNA腫瘍ウイルスの癌遺伝子が解析されると,それらは互いに異なるものであることがわかった。…
※「Bishop,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」