世界大百科事典(旧版)内のBonet,P.の言及
【装丁(装幀)】より
…グロリエが帰国後フランスにもたらしたものは大きく,ルネサンス期以後はフランスが製本工芸の発展の中心となり,現代美術の表現形式の一つと認められるまでに技術と芸術性を高めた。20世紀最大の製本家といわれるボネPaul Bonet(1889‐1971)をはじめ数多くの著名な製本家を生んでいる。 産業革命以後の書物造型の歴史は,複製技術としての印刷の進歩に伴う外見上の美しさは別として,製本面では堕落の一途をたどるといってもいいすぎではない。…
※「Bonet,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」