世界大百科事典(旧版)内のBonvin,F.の言及
【写実主義】より
…ロマン主義の一つの帰結として〈芸術のための芸術〉をスローガンとする芸術至上主義がT.ゴーティエによって唱えられたが,シャンフルーリはこれに反対し,芸術はあくまでも人間の実生活を描くことにある,と主張した。この考え方は,批評家の間ではカスタニャリ,デュランティ,シルベストルThéophile Silvestreらに支持され,芸術家としてはクールベ,ドーミエ,ボンバンFrançois Bonvin(1817‐87)らに共鳴者を見いだした。ボードレールは後にこれを〈創造力の欠如〉として批判するが,初期には彼らの主張を大いに支持した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」