Bowdler,T.(その他表記)BowdlerT

世界大百科事典(旧版)内のBowdler,T.の言及

【ビクトリア時代】より

…こうした操作を婉曲語法euphemismという。この社会的風潮で最も被害を受けたのは文学であって,シェークスピア全集までがバウドラーThomas Bowdler(1754‐1825)の手で〈父親が子どもに,紳士が淑女に読んで聞かせるのをはばかるような〉部分をかってに削除,改変されて《家庭用シェークスピア》の名で出版されたのは1818年のことであった。20世紀になってすら,ジョイスの《ユリシーズ》,D.H.ロレンスの《チャタレー夫人の恋人》が発禁処分を受けたのであるから,その間の時期がどうであったか,容易に想像がつく。…

【猥褻】より

…性を口にするのは恥ずべきこととされたので,女の脚を連想させるからといってピアノの脚にズボンをはかせたり,legs(脚)の代わりにlimbsを,breasts(乳房)の代わりにbosom(胸部)という単語を使ったほどである。ボウドラーThomas Bowdler(1754‐1825)は,出版物から性に関する部分をすべて削除しようとしたので,bowdlerize(わいせつ部分を削る)という新語ができた。《ファミリー・シェークスピア》(1818)は,彼が編集した性抜きの出版物である。…

※「Bowdler,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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