世界大百科事典(旧版)内のBrenner,S.の言及
【遺伝暗号】より
… 塩基配列がいかにしてアミノ酸配列を決定しうるのかという問題を考えるとき,その不思議さの一つは,塩基はたった4種類であり,アミノ酸は20種類もあることであった。1961年,クリックF.H.C.CrickとブレンナーS.Brennerは卓抜な遺伝的実験と理論的考察から,コドンは三つ組塩基より成立し,全部で64種(4×4×4)のコドンのうち,61種がアミノ酸に対応し,3種は読み終りの信号に対応すると報告した。同年,ニーレンバーグM.W.Nirenbergは,どのコドンがどのアミノ酸に対応するかを決定する実験を初めて行った。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」