世界大百科事典(旧版)内のCairns,S.S.の言及
【位相幾何学】より
…逆に〈同相な多面体は,その複体的構造を適当に細分すると同形な複体的構造になるか〉という問題は組合せ位相幾何学の基本予想といわれていたが,61年ミルナーにより否定的に解決されている。〈多様体は多面体に同相になるか〉という問題は多様体の三角形分割問題と呼ばれ,微分多様体についてはケアンズS.S.Cairnsにより1935年に肯定的に解決されたが,位相多様体には多面体に同相にならないものが存在することが知られている。
[不動点定理]
位相幾何学では図形の位相構造の研究とともに,図形間の連続写像の研究も重要課題である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」